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【神戸牛の魅惑的な美味しさ】きめ細かな霜降りの口溶けと柔らかさ

みなさんはハレの日や記念日などに外食をするとしたら何を選びますか？カウンターのお寿司や高級懐石、またはおしゃれなフレンチなど、色々と選択肢はありますが、銘柄和牛のステーキや焼き肉など、高級な牛肉を選ぶ方も多いのではないでしょうか。

高級な銘柄牛と言えば、松阪牛や神戸牛などが挙げられます。そしてこの神戸牛は、「神戸肉」や「神戸ビーフ」とも言い、昨今では国外でも人気が高まっている最高級の牛肉です。

その美味しさの特徴は、なんと言っても「霜降り」の一言に尽きるでしょう。赤身の肉に入った脂を「サシ」と言いますが、これが網目状に細かいマーブル模様になっているものが「霜降り」です。

神戸牛の霜降りの融点は、人の体温ほどと言われており、口に入れた瞬間にとろけるような柔らかな味わいがあります。また、神戸牛は香りの成分となるオレイン酸の含有量が高く、芳醇な香りが楽しめ、これらの風味こそが神戸牛の美味しさの特徴と言えます。

【神戸牛の美味しさのひみつ】最も厳しいと言われる審査基準をクリア

神戸牛の美味しさのひみつは、徹底したその品質管理の厳しさにあります。日本三大和牛の中でも最も厳しい審査基準とも言われるその基準は以下の通りです。

・兵庫県産の但馬牛であること
・「神戸肉流通推進協議会」認定業者による肥育
・お産を経験していない雌牛、または去勢してある雄牛
・内蔵等を取り除いた枝肉の状態で雌は230～470kg、雄は260～470kg
・BMS（脂肪交雑基準）が12ランク中でNo.6以上（肉質等級4以上）
・歩留まり等級がA等級、またはB等級

これらの厳しい審査をクリアした牛肉のみが神戸牛であり、だからこそ神戸牛は絶品の美味しさを誇る最高級の牛肉であると言えます。

【神戸牛は日本三大和牛のひとつ】銘柄牛・和牛・国産牛について

日本三大和牛の中でも最も厳しい審査基準を設けているのが神戸牛であることは既に述べた通りですが、この三大和牛とは実は確たるものではありません。基本的には松阪牛、神戸牛、そして近江牛、米沢牛の中の三つを指して言う言葉で、ここに前沢牛が入る場合もあります。

それでは「和牛」とは何でしょうか。和牛とは日本古来の在来種に国外の品種をかけ合わせた「改良和種」の段階を経て、昭和19年（1994年）に黒毛和種・褐毛和種・無角和種が、そして昭和32年（1957年）に日本短角種が、「和牛」として認定されました。これらの4品種を総称して「和牛」と言います。

そして銘柄牛とは、牛の品種のことではなくブランドのことです。「神戸牛」や「松阪牛」などがブランドを示す銘柄牛です。また、和牛と混同されがちな「国産牛」ですが、これは上記の4品種の和牛以外の日本で肥育された牛を指します。輸入された外国種の牛であっても、日本国内において3ヶ月以上肥育された牛は国産牛となります。ちなみに神戸牛は、和牛の中の黒毛和種の牛です。

【神戸牛とは但馬牛の最高品質の肉】和牛のルーツと言える但馬牛

さて、ここまで神戸牛に関することを述べてきましたが、実は「神戸牛」という「牛」は存在していません。「どういうこと？」という声が聞こえてきそうですが、神戸牛は生きている段階では黒毛和種である「但馬牛」なのです。この但馬牛が屠殺されて、既述した審査基準をクリアした「肉」が「神戸牛」となります。

つまり但馬牛の中でも特に評価が高かった最高品質の「お肉」が、「神戸牛というブランド」になるのです。そしてこの但馬牛は、日本三大和牛に数えられる松阪牛と近江牛の素牛ともなっています。素牛とは、肥育前の仔牛で、セリにかけられて落札されます。

また、三大和牛に加えられることもある前沢牛や、牛タンが有名な仙台の仙台牛なども、この但馬牛の血統によって品種改良が行われています。このことからも神戸牛となる但馬牛が、いかに優秀な肉質を持っているかということをうかがい知ることができます。


神戸牛の魅力や特徴を把握したところで、ハレの日や記念日、または給料日や奮発して外食をしたい時には、家族や恋人と神戸牛を味わいに街へ繰り出してみてはいかがでしょう。そこには至福のひとときが待っているはずです。

食べゴト概要

食べゴト名	【神戸牛の特徴】日本三大和牛の中で最も厳格な基準をクリアした絶品のお肉
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食べ太郎

旨い食べ物と美味しいお酒が大好きな食べ太郎と申します。
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